10円玉だけを貯め続けて5年、貯金箱がいっぱいになったので思い切って開けてみたら総数800枚+α。年号についてのデータがとれそうなので総当たりでチェックしてみました。
総数:825枚より、TOP10をまとめると
1位 平成16年 / 44枚 / 5.33%
2位 昭和57年 / 33枚 / 4.00%
3位 昭和49年,平成17年 / 31枚 /3.76%
5位 平成21年 / 29枚 / 3.52%
6位 昭和56年 / 28枚 / 3.39%
7位 昭和53年,54年 / 27枚 / 3.27%
9位 平成2年,22年 / 24枚 / 2.91%
という結果になりました。TOP10のみで全体の36%を占めているので、この貯金箱の中で3枚に1枚はこの年号ということになります。特に平成16年銘は20枚に1枚という高確率で当たることになります。アメイジング。
ここでTOP10について造幣局の年銘別貨幣製造枚数リスト(http://www.mint.go.jp/wp-content/uploads/2016/02/nenmeibetsu27.pdf)と結果を比べてみると、
造幣局の製造枚数が多い順から総合1位として、
1位 平成16年 -> 総合18位
2位 昭和57年 -> 総合10位
3位 昭和49年 -> 総合1位
4位 平成17年 -> 総合25位
5位 平成21年 -> 総合42位
6位 昭和56年 -> 総合5位
7位 昭和53年 -> 総合3位
7位 昭和54年 -> 総合8位
9位 平成2年 -> 総合12位
9位 平成22年 -> 総合44位
と昭和50年前後を除きあまり相関関係のない結果となりました。古い硬貨が回収されることによって新しい硬貨が相対的に多くなるというのが実際にデータとして出たみたいです。
さらに年代別に分類すると、
1950年代:17枚 / 2.06%
1960年代:48枚 / 5.82%
1970年代:183枚 / 22.2%
1980年代:160枚 / 19.4%
1990年代:135枚 /16.4%
2000年代:234枚 / 28.4%
2010年代:48枚 /5.82%
となりました。40年も前の硬貨が20%超えというのは驚きです。その時期の製造枚数が多いのもあるかとは思いますが、その時期に技術革新などがあったりして耐久性が高まったのでしょうか。
さて、800枚も集めたからには年号フルコンプできるかと信じていましたがそううまくはいきませんでした。揃わなかった年号は、
昭和33年
と
平成26年
のたった2つ。平成26年銘は製造後間もないため今後財布にひょっこり入る可能性がありますが、昭和33年銘は歴代10円硬貨のうちで最も製造枚数が少なく、(たったの2500万枚!)さらに製造から半世紀もの月日が経っており、ギザ十の最終モデルでもあるので一般的な手段で手に入れるのは至難の業となっています。昭和33年銘は素直に諦めて平成26年銘が手に入ることを気長に待とうと思います。
あと昭和61年の10円玉が1枚だけありましたが前期品でした。残念。
もえる備忘録
つらつらと書き連ねます。
2016年2月19日金曜日
2015年10月8日木曜日
TeXstudio+TeXLiveをWindows環境で動かすための設定メモ
インストールからコンパイルまですんなりと行かなかったのでとりあえずメモ。
まずはTeXLiveをインストール。ここのページが詳しいので参考にしながらインストールする。インストールするパッケージが4000個ほど、全部で4GBあるのでかなりの時間がかかる(SSD環境で40分)。
次にTeXstudioをインストール。ここのページからインストーラをダウンロードしてただインストールするだけでよい。
このままではTeXstudioを通して正常にコンパイルが出来ないのでここを参考にして設定を変更。
メニューバーより[オプション(O)]→[TeXstudioの設定(C)]を開き、
[コマンド]タブより下記3個の設定を変更。
さらに、[ビルド]タブより[メタコマンド]→[既定のコンパイラ]を「txs:///pdflatex」→「txs:///latex」に変更。
ここまでの設定をすることで日本語も問題なく使えるようになるはずです。めでたしめでたし。
まずはTeXLiveをインストール。ここのページが詳しいので参考にしながらインストールする。インストールするパッケージが4000個ほど、全部で4GBあるのでかなりの時間がかかる(SSD環境で40分)。
次にTeXstudioをインストール。ここのページからインストーラをダウンロードしてただインストールするだけでよい。
このままではTeXstudioを通して正常にコンパイルが出来ないのでここを参考にして設定を変更。
メニューバーより[オプション(O)]→[TeXstudioの設定(C)]を開き、
- LaTeX:「latex.exe -src -interaction=nonstopmode %.tex」→「platex -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex」
- DviPdf:「dvipdfm.exe %.dvi」→「dvipdfmx -f ptex-ipaex.map %.dvi」
- Metapost:「mpost.exe -interaction=nonstopmode ?me)」→「pmpost -interaction=nonstopmode %」
ここまでの設定をすることで日本語も問題なく使えるようになるはずです。めでたしめでたし。
2015年9月29日火曜日
Tempフォルダにある大量のMSI~.logの増殖を止める方法
ここ数ヶ月、メインPCのSSDの空き容量が急激に減る謎の現象に悩まされており、その原因となるフォルダがC:\Windows\Tempだということはわかっていたんですがそれ以上追及することはありませんでした。
今日ふとTempフォルダを覗いてみるとそこにはおびただしい量のLOGファイルが存在しており、中身は一貫して「mscorsvw.exe」がどうたらこうたらという内容。
SSDの寿命が縮んだ・・・
今日ふとTempフォルダを覗いてみるとそこにはおびただしい量のLOGファイルが存在しており、中身は一貫して「mscorsvw.exe」がどうたらこうたらという内容。
この謎のexeとLOGの関係について検索すると解決法が一発で見つかりました。
windows 8 - Too many log files being created in Temp folder - Super User
ここの情報によると「Visual Studio 2013が不完全にインストールされているためにエラーが吐かれ続けていてLOGファイルが生成されまくる」という原因が挙げられています。
解決策として、「Visual Studioを修復インストールする」という操作が推薦されておりリンク先の質問者はこれで無事解決したそうです。
うちの環境にはVisual Studio Community 2013がインストールされていましたのでこれを試したところ見事にLOGファイルの増殖が止まりました。
Visual StudioがインストールされていてかつこのようなCドライブが圧迫される症状が発生する場合はこの解決法を試してみてください。
2015年5月2日土曜日
panpanya作品の足跡をたどる(1)
panpanya氏の作品にはなんだかよくわからない魅力があります。寂れた商店街の薄暗い路地裏みたいな怪しさとワクワクがある不思議な世界が広がっててとってもよい。
さて、作品の中でも特にうれしいポイントが「いろんなロゴマークが出てくる」というところ。
しかもちょっと古めのロゴとか古い車とか古い家電とか時代に取り残されたものがぽろぽろ出てくるのでたまりません。今回はこの辺のちょっとしたネタについて考察してみます。
わけあって本文画像はなしです。
【足摺り水族館(単行本版)】
表紙:
女の子の右の雑草まみれになってるところにサンエブリー(現デイリーヤマザキ)とエネルゲン(大塚製薬)の看板が埋まっている。左真ん中には安田火災(現損保ジャパン)の看板が埋まっていて、帯で隠れている下にはマルフクのホーロー看板と営団地下鉄(現東京メトロ)のSマークが埋もれている。どれも昭和を感じるロゴたち。
ちょうど真ん中あたりに「万能ねりえ チヌまつり」なる看板がある。その下には「魚貝 ご相談下さい」。釣り関係の看板?
なんだかこの表紙のうねりながら奧へと上る階段は軍艦島の地獄段を連想させる。
「足摺り水族館」
P3,2コマ目:
JR西口駅?JRロゴのバックが緑色なのでJR東日本の駅をモチーフにしてるようだ。手前のタクシーはクラウンコンフォートみたい、フェンダーミラーもしっかり描かれてて完璧。
P4,5コマ目:
猫?のうしろの室外機に「SANYO」の文字。
P5,3コマ目:
ローソン。
5コマ目:
「7up」の空き缶。このロゴのセブンアップは日本では瓶でしか売られてなかったはず…。
P8,1コマ目:
「サンロード」なるアーケードの看板。全国にサンロードと名のつく商店街はいっぱいあるらしい。
「完全商店街」
扉絵:
古めかしい回路図とともに「MODULATED LIGHT TRANSMITTER」の文字、検索するとラジオの音声を光に変換して送る、といった内容の論文が出てきた。中央の「S」はソニーロゴのSだと思う。左下のラジオはナショナル・パナソニック(松下電器)の「World Boy GXO(RF-848)」。1972年発売のアンティークなBCLラジオだ。
P15,3コマ目:
デカデカとしたコカコーラの看板。田舎の酒屋での遭遇率が高い気がする。
P16,2コマ目:
ヤマハ教室。
3コマ目:
店の奥にキッコーマン。農協のミカン箱みたいなのを裏返して台にするのが地元の八百屋感が出ててよい。
P17,1コマ目:
左上に見切れたメナード化粧品の看板。
P18,1コマ目:
クロネコヤマトの宅急便、テレホンカード取扱店。たばこ屋自体が今は少なくなってしまった。
4コマ目:
証明写真機と宝くじ売り場。
P25,2コマ目:
左端に見切れたロシア・アヴァンギャルドのポスター。アレクサンドル・ロトチェンコの有名な作品。
P26,5コマ目:
UCCコーヒー、キーコーヒー。喫茶店といえばキーコーヒーの立て看板ははずせない。
P29,6コマ目:
同じくキーコーヒー。
P30,2コマ目:
左中央の軽自動車はおそらく初代ホンダZだ。こぢんまりしたスタイルが可愛らしい。
P31,2コマ目:
怒涛の看板ラッシュだ。「横風注意」の標識、雪印食品、サンエブリー、NTT、テクニクス(現パナソニック)、フコク生命、オービック、高崎ハム、右上に見切れたナショナルマーク(現パナソニック)。
旧松下グループのブランドはパナソニックに一本化されてしまったと思っていたが、最近テクニクスが復活したらしい。
P33,6コマ目:
おなじみマルフクとメガネの三和のホーロー看板。メガネの三和の看板はどこかで見たような気がするがGoogle画像検索ではなぜか出てこない。Googleもそんなものには興味がなさそうだ。
P34,1コマ目:
ヤマザキパンとコーセーのホーロー看板。左中央の「おもちゃの」が気になる。
5コマ目:
ナショナルショップ。左の車はC110型スカイライン、いわゆる「ケンメリ」のようだ。
P35,3コマ目:
またも怒涛のラッシュ。「ハイウェイラジオ ここから」(4代目)、JAマーク(農協)、東京靴流通センター、NECパーソナルコンピューター、森永アイスクリーム、コクヨ、ハトヤ、ビックカメラ。こんな路地にビックカメラがあったらびっくりする。手前右の車は三菱ミニカトッポ、左奥の車は2代目プリウス。
4コマ目:
オール讀物、カネボウ化粧品。
5コマ目:
東芝、シャープ、ヨークベニマル、CDロゴ、「CELL REGZA」。
6コマ目:
IBM、コクヨ。このページから数ページにわたって凄まじい量の看板やロゴが出現する。
P36,2コマ目:
エッソ、TBS(東京放送)の旧ロゴ。「修理のご相談 豊富な当店で TBS正規代理店」とあるが、いったい何を修理するんだろうか。TBSといえば「ミクロコスモス」というごちゃごちゃしたロゴも好き。
3コマ目:
ドクターグリップ、すかいらーく、日立のロゴ。ここに出てくるこの車だけ詳細がわからない。「完全すかいらーく」も気になるが、店頭で売られている「タバスキー」が気になり調べてみるとどうも山梨県丹波山村のマスコットキャラクターらしい。知らなかった。
6コマ目:
グラディウス。
P37,4コマ目:
INAX(現LIXIL)、マキロン、ミズノ、「世界の洗濯機 TOSHIBA」。
P39,2コマ目:
「1620kHz ここまで」(4代目?)、「押ボタン式信号」、「歩車分離式信号」。国道や高速道路の高架下に集められた信号機や青看を見てると楽しい。
3コマ目:
SANYO、かんぽ生命?、ニコン、NINTENDO64、フジパン、ダイドードリンコ、大日本除虫菊。「電光掲示板 ルミタイム」は実在するんだろうか。
P40,2コマ目:
エネルゲン。
3コマ目:
ゼネラル・エレクトリック、昭和シェル石油、アメリカ自動車協会(AAA)、黒ばら椿油、ヤマキ、「止まれ」。他にも描かれてるものの元ネタが追えない。
P41,1コマ目:
世界初のブラウン管式テレビに映された「イ」の文字。
2コマ目:
MONO消しゴム(トンボ鉛筆)。「スマートボール」とはまたマニアックな。
3コマ目:
水晶米、ロッテ、フコク生命、安田火災。「おっ 絶版車」の「絶版車」は愛知機械工業のコニー・グッピーだそうだ。
P42,1コマ目:
ファミリーマートの旧ロゴ、コーリン鉛筆。「HOUSE」と見切れているのはミキハウスだろうか。しかしコーリン鉛筆のロゴはどこか不気味。
4コマ目:
「扇風機専門店」の下にナショナル、SANYO、富士電機、HITACHI、東芝、MITSUBISHI。三菱の扇風機はこの前まで祖父宅で健在だったが最近火を噴いて故障してしまった。
P43,1コマ目:
エスキモー(森永乳業)。エスキモーロゴの入った使い捨てアイススプーンはもう消えてしまったんだろうか。
4コマ目:
キリンビール。「Nazostore」の字体がナショナルとかパナソニックとかの英字体とそっくり。
P44,4コマ目:
かわいいマッターホルンとは何者なのか。
P47,3コマ目:
「ムー大陸」の字体がムー(学研)。
「イノセントワールド」
P133,1コマ目:
ロッテアイスクリーム。こういう冷凍庫もアイスクリームの自販機が増えていくとともに淘汰されていっているように思える。
「マシン時代の動物たち」
P226,3コマ目:
ジョージア(コカコーラ社)。関係ないがグルジアの正式名称が先月下旬からジョージアに変更されたという。
P230,4コマ目:
自販機について観察点が書き連ねられているが、自販機の年式というのはいったいどこに記載されているのだろうか。
P247,2コマ目:
エネルゲン。
4コマ目:
ロッカーの上に小さくダンロップ。
「足摺り水族館」
P266
「ここまで」の文字はヒラギノ角ゴのようだ。
「君の魚」
P277,3コマ目:
三菱商船、ダイハツディーゼル。
P291,3コマ目:
KIRINのビールケース。
以上。昭和と平成がごっちゃになったような世界観には細かく見れば見るほど新しい発見があってとてもおもしろいです。読んだことのない人もぜひ一度。
2015年3月28日土曜日
Windows10 Technical PreviewをEeePC 701SD-Xで動かす(2)
さて、セットアップが終わり起動したわけですが、とても動きが遅いです。ログインしてからエクスプローラーが起動するまで2分ほどかかります。
原因の一つにチップセットドライバが非対応だということが挙げられます。Windows10の最低動作環境の欄にあった- グラフィックカード: WDDMドライバーで稼働するMicrosoft DirectX 9 グラフィックス デバイス
という一文がキモです。
WindowsのグラフィックドライバにはXPまでのドライバであるXPDMとVista以降のドライバであるWDDMという2種類のドライバが存在しますが、Windows8よりWDDMのみ対応となり、XPDMは非対応となってしまいました。
EeePC 701SD-Xは910GML Expressという2004年頃に発表されたチップセットを採用していますが、Vistaが発売される頃にこのチップセットの持つグラフィック性能がAeroを動かす性能に達しなかったため、Intelはこのチップセットに対応するWDDMドライバを作らなかったのです。そのため、Windows8以降はWindows内臓の汎用グラフィックドライバを使わざるを得ない状況なのです。
どうにか使えないものかと試行錯誤してみたものの結局うまくいかず汎用ドライバで640x480という解像度の合わない画面をだましだまし使うことになりました。
もう一つの原因がSSDのディスクアクセスの速度低下にありそうです。
このマシンにはFPM32GLSEというEeePC専用のSSDを使用していて、導入から3年が経過し性能もじわじわと低下してきているみたいです。
通常のスコア |
今回のスコア |
上は拾ってきた通常時のスコアで下が今回計測したスコアです。通常時に比べてランダムライト性能が激減しており、4K Writeはそこらの安物SDをも下回るスコアとなってしまっています。もうそろそろ寿命のようです…。
あとACPIドライバもないのでシャットダウンは手動です。
Windows10とはあんまり関係ない話題もありましたが、とりあえず動きました。かつてXPですら重かったPCでWindows10が動いてるってだけですごいです。ロマンですね。
追記(2016.01.14)
SSDがRead Onlyになりご臨終しました。FWの書き換えなども試してみましたが全て受け付けませんでした。購入からご臨終まで4年、XP時代からよく頑張ったと思います。
追記(2016.01.14)
SSDがRead Onlyになりご臨終しました。FWの書き換えなども試してみましたが全て受け付けませんでした。購入からご臨終まで4年、XP時代からよく頑張ったと思います。
2015年3月26日木曜日
Windows10 Technical PreviewをEeePC 701SD-Xで動かす(1)
今となってはすっかり廃れてしまったネットブックというジャンル、その最初期を代表するPCがこのEeePC 701SD-Xです。発売された2008年当時においてもPCとして動くギリギリのスペックで今となっては1万円で買えるWindowsタブレットにすら軽く性能をぶっちぎられているこのマシンで現在最新のOSであるWindows10 Technical Previewをインストールして動かしてみる、というのが今回の目的となります。
今回のマシンのスペックは以下の通りです。
- CPU: Intel Celeron M 353 (0.9GHz)
- チップセット: Intel 910GML Express
- RAM: 1GB (512MBより換装)
- SSD: 32GB (8GBより換装)
- 液晶: 7インチTFTワイド液晶 (800x480)
一方、Windows10における最低動作環境は、
- CPU: 1GHz以上
- RAM: 1GB以上 (32ビット) または 2GB以上 (64ビット)
- 空きHDD容量: 16GB以上
- グラフィックカード: WDDMドライバーで稼働するMicrosoft DirectX 9 グラフィックス デバイス
となっており、最低動作環境にはギリギリ足りているといえるでしょう。
インストール時のスクリーンショットは撮り損ねましたが、800x480という変則的な解像度でも難なくセットアップが進められました。次は実際に動かしてパフォーマンスを確かめてみます。
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